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釘抜地蔵(石像寺)



京都の西陣に石像寺という小さなお寺がある。ここは、地元の人の間で「釘抜地蔵」と呼んで親しまれている。
東京の巣鴨には「とげ抜き地蔵」があるけど、こちらの方がより地域の人々と密着なお寺さんなんじゃないかと思った。

では、中に入ってみましょう。




まず参道に入り、おばあさんがしきりに触っていたのが、こちらの大きな「釘抜き」でございます。
自分の悪いところを撫でてからこの釘抜きを撫でると、悪いところに刺さっている「釘」を抜いてくれると信じられています。
ここは東京の「とげ抜き地蔵」と似ています。

 


こちらがご本尊。
ちょっと失礼しましてご本尊をパチリ。
もちろん「写真を撮らせて下さい」とお地蔵様にお願いしましたよ。有難う御座います。

さて。
本堂の周りをグルッとしてみましょう…


 


一番目をひいたのが、この「釘抜き」
おびただしい数の釘抜き達が、本堂の壁という壁にびっしり奉納されていました。
まさに圧巻!


重ね重ね失礼を承知で一つだけアップに。
こうして、地蔵菩薩の功徳に授かった人々からは「釘が抜けました」という意味の感謝を込めて、奉納するんだそうです。


ここで。
釘抜き地蔵に関する伝説を一つ。

後奈良天皇の時代、弘治二年〔1556〕の頃、油小路通上長者のあたりに紀の国屋道林という人が居りました。
この人はその当時の京都で有数の大商人でありましたが、四十才の時、何事もないのに両手が非常に痛み、
その痛みをいろいろと治療をつくしましたが、その効果少しもなく苦しんでおりました。
その時、当時の地蔵尊が霊験あらたに救うという話を聞き、願をかけて祈ったところ、満願の夕べ道林は夢の中に地蔵尊が現れ「前世に人を怨み、仮の人形を造り、その両手に八寸の釘を打ち呪いたることあり、これを見よ、と二本の釘を示した」道林は夢さめてみると両手の痛みはたちどころに治ったといいます。


石像寺(しゃくぞうじ)

add. 京都市上京区千本通上売上ル花車町