白澤

鳥山石燕「今昔百鬼拾遺-雨」に描かれている中国の妖怪。
その昔、東方の行幸へ出た黄帝が森羅万象に通じる神獣と褒め称えたのがこの白澤といわれている。
姿は牛のようで胴体にはいくつもの目玉が備わっており、それが三つ目であったり百眼であったりする。
この妖怪は頭脳明晰・天地開闢からその時代に至るまでのあらゆることについての知識がある。
白澤は言葉を話し、黄帝はその博識を乞うと「混沌としていた宇宙の気がやがて凝縮して物質となり、霊魂から生まれたものは11520種にも及ぶ」と語った。(中国魔物図鑑 参照)
また、日本でも江戸時代では旅行の護符として喜ばれ、道中”白澤の絵図”を懐に忍ばせて歩いたという。